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芦屋市と西宮市の境にある動物病院の獣医師ブログです。http://www.kazeno-ah.com/


by kazenoah
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ところで、実習ってどんなことをするのか?

病理の実習ではプレパラートを顕微鏡で観察しながら延々色鉛筆で組織図を書いたり
牧場実習では夏休みを利用して牧場で農業体験みたいなことしてみたり
臨床実習では実習用に飼育されている犬の世話と麻酔のかけかたを実体験したり
解剖実習ではどこかの飼育場で病死した牛を解剖して死因をつきとめたり
(ところが私の班の順番のときは死因が法定伝染病と事前に判明し中止になったり←やらずじまい)
まあ、いろいろあった。。。と思います

(昔のことすぎて、あまり詳しくは覚えていません)

そんななか、とてもよく覚えているのが。

当時、我が麻○大学では外科実習の中の『手洗い実習』という伝説の実習がありました。
なぜ「伝説」なのか?
それはあまりに難しくてなかなか合格者が出ないことで有名な実習だからです。

外科学の実習なので、手術器具の名前を覚えたり麻酔の勉強をしたりするのですが
当時の外科学講座の教授の担当するこの『手洗い実習』では
・手術前の手指の消毒
・手術着と手術用手袋を無菌的に装着する
という実習があるのですが、これがメチャ厳しいのです。
触っちゃいけないところ(無菌エリア)をちょっとでも素手で触れたり、
洗う指の順番が違ってたり、
消毒の時に1本だけ指の股を洗いわすれたりすると
すぐ「やりなおし」になります。
合格できないと帰れません。
学生は必死です。
でも、失敗探しをする教授や助手の先生方も大変です。
数人の先生が数十人の手洗い操作をチェックするのですから。
何回も何回も。え。そんな細かいところまで見るの?っていうくらい。

当時は「なんて意地悪な実習」と思ってたものですが
今なら先生方の熱心さありがたさがよくわかります。
どんなプレッシャーの下でも、手術時の手洗いや無菌操作ってものは
手を抜いちゃいけないですからね。
正しい手順で落ち着いてこなさなければイケナイのです。

ところで午後3時頃から始まったこの日の実習、
何故か私、一発合格して早い時間に帰宅を許されたグループなのですが、
きくところによると夜の8時を過ぎても過半数が合格出来ず、
とうとう途中で解散となったそうです。
ちなみに、この手洗い実習の日は、後の予定を入れない、という暗黙の了解があります。
当然ですね〜

あぁ懐かしい^^
今もまだ、この名物実習の伝統は続いているのかな〜
麻○大学生がもし、このブログを見てたら、こっそり教えてください。

         そしてまだまだ続く・・・!
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by kazenoah | 2011-09-16 20:56 | Comments(0)
さて、獣医学科の学生生活ってどんなでしょう。

国立と私立でも違うのでしょうけど、当時の麻○大学の場合、最初の2年は「一般教養」。
前期試験は9月にあるので8月の夏休みなんて全然遊ぶ気分になれません。
7月に前期試験が終わる文系大学がめちゃめちゃ羨ましかったです。
後期試験も確か2月中旬だったような。
遊ばせてくれないんです、獣医学科(ウチの大学だけ?)

2年生の後期から少し獣医学科学生らしい科目が始まりました。
2年から3年に進級する時に数人の同級生が学校を辞めました。
「自分は獣医学に向いていない」ということだったようです。
ただただ単純に「獣医になる」と思ってた私には当時なんの迷いもなかったので、
辞めた同級生達がこの段階で自分自身と将来を客観的に判断していたことに
とても驚いたのを覚えています。

3年生、4年生と動物を使った実習が始まります。
レポートも増えます。
熱心な同級生の中にはこの頃から既に講座(または研究室。文系でいう『ゼミ』)に所属するものもいました。
講座は大きくわけて「臨床系」と「基礎系」にわかれます。
臨床系は実際に動物の診療に関わることが多いです。
基礎系はいわゆる「実験」が多いです。

実は私は非常にのんびり屋というかうっかり屋というか。。。
そんな早くに研究室の所属を決める人がいるとは知らずにいました。
4年前期が終わるころに
「まだ研究室に所属してない学生は早く所属先を決めなさい」
という通達を受けて初めて「あ、そうなんだ。。。ヤバいかも」と気づいたくらい。

結局4年の後期が始まって暫くのうちに、基礎系の某講座の研究室に滑り込み。
この講座、どこの研究室にも所属出来なかった学生を救ってくれると密かに有名な講座。
そのせいか、殆どが多留年生(と、変わり者。。。私はこっちか!?)
入室して初めてその存在を知る4つも5つも上の同級生にビックリしました。。。

       またまた続く!
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by kazenoah | 2011-09-13 01:54 | Comments(0)
滞りがちなこのブログ。
ちょっと趣をかえて、獣医師になるまでの道のりを簡単に書いていこうと思います。

さて、獣医師になるには大学の獣医学科を卒業しなくてはいけません。
獣医学科を卒業(または卒業見込み)となって初めて、3月初旬にある獣医師国家試験の受験資格が得られます。
ということは、まずは大学の獣医学科に入学しなくてはいけません。

当時(多分今も)獣医学科のある大学は私学が5大学、国公立が11大学の合計16大学。
私学の定員がだいたい120名×5大学=600、
国公立が40名×11大学=440として1000人ちょっと。
受験者総数からするとそれほどでもないかもしれないけど、わりと狭き門?
偏差値から受験校を絞り、最終的に神奈川県の麻○大学に滑り込みセーフ?!?で合格し、
晴れて1990年、私は獣医師への第一歩を踏み出しました。


                  続く。。。!?
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by kazenoah | 2011-09-05 11:03 | Comments(0)