「ほっ」と。キャンペーン

芦屋市と西宮市の境にある動物病院の獣医師ブログです。http://www.kazeno-ah.com/


by kazenoah
カレンダー
S M T W T F S
1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28

獣医師への道 3 〜伝説の実習編〜

ところで、実習ってどんなことをするのか?

病理の実習ではプレパラートを顕微鏡で観察しながら延々色鉛筆で組織図を書いたり
牧場実習では夏休みを利用して牧場で農業体験みたいなことしてみたり
臨床実習では実習用に飼育されている犬の世話と麻酔のかけかたを実体験したり
解剖実習ではどこかの飼育場で病死した牛を解剖して死因をつきとめたり
(ところが私の班の順番のときは死因が法定伝染病と事前に判明し中止になったり←やらずじまい)
まあ、いろいろあった。。。と思います

(昔のことすぎて、あまり詳しくは覚えていません)

そんななか、とてもよく覚えているのが。

当時、我が麻○大学では外科実習の中の『手洗い実習』という伝説の実習がありました。
なぜ「伝説」なのか?
それはあまりに難しくてなかなか合格者が出ないことで有名な実習だからです。

外科学の実習なので、手術器具の名前を覚えたり麻酔の勉強をしたりするのですが
当時の外科学講座の教授の担当するこの『手洗い実習』では
・手術前の手指の消毒
・手術着と手術用手袋を無菌的に装着する
という実習があるのですが、これがメチャ厳しいのです。
触っちゃいけないところ(無菌エリア)をちょっとでも素手で触れたり、
洗う指の順番が違ってたり、
消毒の時に1本だけ指の股を洗いわすれたりすると
すぐ「やりなおし」になります。
合格できないと帰れません。
学生は必死です。
でも、失敗探しをする教授や助手の先生方も大変です。
数人の先生が数十人の手洗い操作をチェックするのですから。
何回も何回も。え。そんな細かいところまで見るの?っていうくらい。

当時は「なんて意地悪な実習」と思ってたものですが
今なら先生方の熱心さありがたさがよくわかります。
どんなプレッシャーの下でも、手術時の手洗いや無菌操作ってものは
手を抜いちゃいけないですからね。
正しい手順で落ち着いてこなさなければイケナイのです。

ところで午後3時頃から始まったこの日の実習、
何故か私、一発合格して早い時間に帰宅を許されたグループなのですが、
きくところによると夜の8時を過ぎても過半数が合格出来ず、
とうとう途中で解散となったそうです。
ちなみに、この手洗い実習の日は、後の予定を入れない、という暗黙の了解があります。
当然ですね〜

あぁ懐かしい^^
今もまだ、この名物実習の伝統は続いているのかな〜
麻○大学生がもし、このブログを見てたら、こっそり教えてください。

         そしてまだまだ続く・・・!
[PR]
by kazenoah | 2011-09-16 20:56 | Comments(0)